客数を増やすために値下げを考えている。
競合店が価格を下げたので、対抗しなくては!
こんなことを考えている経営者は意外と多いです。
でも、ハッキリ申し上げます!
客数を増やすための値下げはしないでください。
ビジネスにおける不安。一番インパクトがあることは、お客さんが来ないという事ですね。
客数が減っていくと売上も減っていきます。
これは、当然です。
でも、ここが成否の分岐点だという事を気付いている経営者は残念ながら少ないです。
あなたのビジネスが、製造機能を抱えていて、その従業員を解雇することなく、生産効率を上げて低コスト体制にする、という状態なら理解できます。
大企業型のビジネスですね。いわゆるスケールメリットを享受しようというもの。
でも、このブログを読んでもらっている方で大企業の経営者はまずいないでしょう。(笑
中小企業や店舗ビジネスでは値上げを考えることが必要
あなたのビジネスは、回転寿司屋モデルですか?
あなたのビジネスは、牛丼ビジネスですか?
全てのネタを100円で提供できますか?
1食300円程度でしのぎを削るビジネスでしょうか?
冷静に考えればわかるのですが、いざ、客数が減ると値引き競争に突入してしまうことはよくあります。
よくお話しすることなのですが、値引きした分は何でカバーしますか?
客数(数量)でカバー
営業時間を増やしてカバー
休みを削ってカバー
こんな感じですか?
負け戦は選ばない方が賢明です
そもそも、値引きで客数が増えて、利益が増えるというのは幻想です。
大企業なら、スケールメリットで対応可能かもしれません。
しかし、大企業と同じ土俵に上がって勝負を挑むなんてナンセンスですよね。
大企業が戦っている土俵の横に小さな土俵を新たに作った方がいいと思いませんか?
価格競争の土俵で勝つことなんて、恐らく無理です。
負け戦を選ばないことが大事なのです。
価格を下げるのではなく上げることを考えましょう
もしあなたが、価格を下げようという考えを持ったなら、ちょっと待ってください。
今ある価格を下げるのではなく、
客単価を上げるために、何が出来るのかを考えましょう。
その方が健全です。
消耗戦は避けるのが小規模ビジネスのセオリーです。
そう、コンビニを参考にしてください。
安売りなんてしません。
値引きは、賞味期限が迫っているものか、廃盤商品程度。
です。
次回は、コンビニのある事例を取り上げます。
客単価を上げる手法についてはこの記事を参照
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