客単価を上げるには、値上げか、より高額商品のラインナップが必要である、
というお話をします。
値上げは悪いことではありません。
とはいっても、どうも気がすすまないあなたへ
客単価を上げる5つの秘訣をお話しします。
秘訣1 今ある商品の値上げをする
一番メンタル的に抵抗がある方法です。
気を付けるポイントがあります。
それは、
今まで購入してもらったことがあるお客さん(既存客)にできるだけ早く、理由とともに、いつから値上げになるのか?をお知らせする必要があります。
加えて、値上前の特別キャンペーンなどを用意することをお勧めします。
それでも心配なら、重要度の低い(購入額の低い)お客さんからお知らせして、反応を確かめるのも良いかも知れません。
意外と何事もないことに気づくことでしょう。
秘訣2 松竹梅の商品構成にする
あなたが提供している商品・サービスに優劣をつけることです。
出来れば今ある商品を“梅”に、新たな商品・サービスを“松”“竹”に設定します。
価格差はメリハリがあるようにつけてください。
恐らく、一番の売れ筋が“竹”になり一定数のお客さんは“松”を購入されます。
これは普遍的な現象です。
松竹梅が困難なら、甲乙でも大丈夫!
この場合は、売れ筋は“乙”ですが、一定の割合で“甲”が売れます。
あなたは、値上げ宣言することなく、客単価を上げることができます。
秘訣3 セット販売で客単価を上げる
あなたが提供している商品・サービスの関連でセット化できる商品はありませんか?
あれば、一つでも二つでもセット化しましょう。
そして、価格を上げてください。もちろんお得感を前面に出します。
別に商品である必要はありません。
例えば、無条件の返金保証やクーポン券、回数券でも大丈夫。
秘訣4 まとめ買いによるお得感を訴求する
これはいたって簡単な手法になります。
2個購入で〇〇%割引というやつです。
化粧品や健康食品などのネット通販で定期購入割引もこれにあたります。
物販でない場合は、年間契約で〇〇%引きなども使えます。
秘訣5 優良顧客のための特別商品・サービスを作る
これは非常に強力な秘訣になります。
既存客に対して、「あなただけに特別商品・サービスのご案内」という形でお知らせができます。
お客さんは「特別扱い」されると嬉しいものです。
お客さんにとって価値のあるもの(ベネフィット)である必要があります。
ベネフィットが提示できれば、大きな利益として跳ね返ることでしょう。
いかがでしたか?
あなたのビジネスでも試してみる価値はありませんか?
利益をシッカリ残して、更にお客さんが満足される商品・サービスの提供を継続するほうが、幸せになれそうな気がしませんか?
ここで前回、前々回のおさらいです。
売上=客数×客単価
客数を増やすには
- 新規客を獲得する
- 購入頻度を増やす
- 流出客を抑える
客単価を上げるには
- 購入点数を増やす
- 1点当たりの価格を上げる
売上を上げる要素は5つの項目しかありません。
意外とシンプルなのでキチンと押さえてマーケティングに落とし込むことが必要です。