集客の方法を調べたり、本を読んだりすると集客の“仕組み化”ということがが目につきませんか?
“仕組み”と聞くと何か特別なこと、複雑なシステムが必要なのでは?という風に思いがちですよね。
実は私もそう思いました。
今は思っていないですけど。
そう、勘違いだったのです。
今回は、集客の“仕組み化”についてお話しします。
仕組み化は難しいことではありません
“仕組み”の話をする前に辞書的な意味を押さえておきます。
仕組みとは:ことをうまく運ぶために工夫された計画やくわだて。
ということです。
「工夫された計画」ということです。
どうですか?
そんなに難しくないと思いませんか?
しいて言うなら、難しいのではなく、面倒くさいという方がシックリくるかも知れません。
あなたが、取り組んでいる集客マーケティングに一手間かけるだけです・
それを考えて、マニュアル化、ルーチン化するだけ。
それが集客の“仕組み化”ということになります。
集客の仕組み化とは具体的にどんなもの?
では、集客の仕組み化について、具体的に見ていきましょう。
概要は、イメージできたと思いますので・・・。
でもまだ漠然といている感じですよね。
こういう時は具体例をもって説明するとわかりやすいです。
今回は店舗ビジネスというセッティングで。
飲食店でも、フィットネススタジオでも、整体院でもOK。
あなたのビジネスが店舗ビジネスとして
新規客を獲得しようと「チラシ」を撒いたとします。
まず、最初に考えてほしいこと。
それは、誰に対してどんな条件(オファー)を提示するのか?
ということです。
ではそれが決まったとして話をすすめます。
①地域住民に対してチラシを撒きました。
②反応したお客さんが来店しました。
ここでありがちなことです。
今回のチラシはお客さんがたくさん来てよかったね!
で終わるのです。
そうではなく、一度来店してくれたお客さんは大切な人なんです。
その人にどんなアプローチを継続するのか?
それが“仕組み”なんです。
ここからが仕組みです。
③例えば会員カード発行 (どんないいことがあるの?が重要)
④個人情報の入手 (メールアドレス、住所。名前)
⑤メルマガ発行、ダイレクトメール発送
ここで仕組みのアプローチ発動
- 初来店の翌日にメールやお手紙を出す(サンキューレター)
- 1回目のアプローチから1週間後に2回目のメールやお手紙を出す
- 2回目のアプローチから2週間後に3回目のメールやお手紙を出す
⑥再来店(リピーター)
会員カードやクーポン券があればリピーターの客数、客単価がわかります。
ということで③からが仕組みということになります。
でも、残念ながら②で終わっている経営者が多いんです。
もったいないですよね。
競合にはマネできない“仕組み化”
例えばチラシを撒いたところまでは、あなたの競合であるお店は認識できますし、マネもできます。
しかし、その翌日から発動される“仕組み”はマネできません。
だって、見えませんから。
ましてや、2回目、3回目のアプローチ手法など全く見えませんし、マネもできません。
基本的に面倒くさいですから!
あなたが、この仕組みを発動させて、繰り返しテストを重ねたらどうでしょうか?
あなたには、様々な結果という経験が手に入ります。
具体的に言えば、どんなメッセージがいい反応を生むのか?
2回目、3回目のレターでどれくらいの反応率があるのか?
反応のいいオファーはどんなものなのか?
ありとあらゆる経験があなたにもたらされます。
そうなれば、もう競合店はついてこれません。
当たり前ですよね?
仕組みが無いのですから・・・。
そのためにやること!
一度来てもらったお客さんの個人情報は入手するように心がけましょう。
そうでないと、仕組みが構築できません。
チラシを撒くのは、新規客が対象。
一度でも来てもらえたらな、大切にしましょう。
集客の“仕組み”とは、難しいのではなく面倒くさいことだというのが少しは理解できたでしょうか?
面倒くさいことを愚直にやりぬく!
これが集客の“仕組み化”の神髄になります。
心配しないでください。
現実は、これを取組めている経営者は、少数派です。