あなたは聞いたことがありますか?
10年後に生き残る企業が4%だという事を!
これは、マーケティングをかじったあなたなら聞いたことがあるかもしれません。
具体的には、こんな説です。
5年後には起業した会社の80%が廃業する。
さらに5年後の10年後には、生き残った20%の内、80%が廃業する。
という事です。
100社にして換算すれば、
5年後に20社に淘汰され、10年後に4社が生き残っている。
という事です。
なんともショッキングな現実です。
が本当でしょうか?
はやり本当だった!生き残りサバイバルの起業
調べてみました。
日経新聞によると(1996年)
企業生存率
1年後に60%、
3年後に38%、
5年後に15%、
10年後は5%。
国税庁(2005年)によると
設立5年で約85%の企業がなくなり、10年以上存続できる企業は6.3%。
という事になります。
若干の数字は違えど、100社のうち5~6社程度しか生き残れないという現実です。
マーケティングこそが生き残りをかけた競争に打ち勝つ
あなたは、マーケティングに取り組んでいますか?
こう聞かれてYESと答えられる起業家、社長は少ないようです。
なんとなく取り組んでいるという感覚は持っています。
実際、社長とお話しすると、そのような返事が返っていきます。
しかし、社長にとって一番大事な活動は
「マーケティング」です。
すでに10年以上、ビジネスを行い資本も潤沢なら当面の問題は回避できると思います。
でも、これから軌道に乗せていく
新規ビジネスを始める
という段階なら、マーケティングに取り組むことは必須ではないでしょうか?
マーケティングってなに?
マーケティングって結局よくわからない。
というのが本音ではないでしょうか?
(わかっているあなたには失礼ですね)
ということで、引用します。
フィリップ・コトラーは,
「マーケティングとは,価値を創造し,提供し,他の人々と交換することを通じて,個人や組織が必要(ニーズ)とし欲求(ウォンツ)を満たすことを意図する社会的,経営的活動である」と表現しています。
ピーター・ドラッカーは,
「マーケティングの目的は販売を不要にすることだ」
と論じています。
コトラーの言葉は少々わかりにくく、抽象的なのでドラッカーの方がわかりやすくて好きです。
「マーケティングの目的は販売を不要にすることだ」
は、マーケティングを究極に言い表しています。
ドラッカーはこのように説明しています。
「顧客というものをよく知って理解し、製品・サービスが顧客のニーズに合って、勝手に売れていくこと」
私なりに表現すると、
売り込まなくても、売れるようにする活動
買ってくれる可能性の高い顧客を、目の前に連れてきてくれる活動
ということになります。
恐らく、これが出来れば10年後の生き残る4%のビジネスになれるのでしょう。
とはいってもハードルが高い「マーケティング」
マーケティングの定義も行動する目標もわかった!
でも、すんなり取り組めませんよね。
だって、かたちが無いものですから仕方ありません。
それに、活動範囲は多岐にわたります。
そうですよね。
顧客というものをよく知って理解し、・・・
これだけでも、大変なことだと思いませんか?
だから、専門家が必要なんです。
あなたは、社長として全体の目的を理解する必要があります。
- 今取り組んでいる活動の目的は?
- チラシをつくる目的は?
- SNSを利用する本当の目的は?
- サンキューレターを出さなければならないのはなぜ?
- ブログを書く本当の目的は?
- メルマガを発行しなければならない理由は?
すべて社長一人ではできません。
マーケティングの枝葉まですべて自分で実行するには、時間が足りません。
余程のスーパーマンでない限り・・・。
しかし、あなたのビジネスにおいて、中心となる顧客が見つかれば、
やらなければならないマーケティング活動はあぶり出てきます。
メディアに翻弄されてはいけない
「マーケティング」というと、メディア(媒体)を思い浮かべる人がほとんどです。
よく聞きませんか?
- Youtubeがいいらしい。
- Facebookでマーケティング。
- メルマガはもう古い
- 紙媒体は反応がわるい
- ダイレクトメールはゴミ箱いき
まだまだありますが、すべてメディアのことです。
注目されるのはメディアですよね。
それは、ITテクノロジーの分野だから。
新しいテクノロジーが世に出てくると、メディアが取り上げます。
だから注目を浴びます。
まるで、Facebookが魔法の杖のようにみえるのはなぜでしょうか?
動画が熱い!と聞きYoutubeに投稿する。
インスタグラムが新しい!
決して間違いではありません。
でも、マーケティングを成功させるには大事なことがあります。
最も大事なことです!
それは、「顧客を知る」ということ。
- あなたのお客さんは誰ですか?
- そのお客さんの悩みはなんでしょうか?
- そのお客さんに情報が届くメディアはなんでしょうか?
これがポイントです。
ザックリいうと、顧客を知れば打ち手はハッキリしてきます。
メディアは、マーケティング活動を構成する手段の、一部です。
まとめ
実は、マーケティングはそんなに難しいことではありません。
一番の壁は、マインドだと思います。
こんな取り組みをして、周りにどう思われるか?
成功しなければどうしよう?
みんなはどうしているのか聞いてみよう!
マーケティングはすべてテストだと割り切りましょう。
じゃないと、結果に一喜一憂してしまいます。
悪いのはあなたではありません。
このマインドセットが重要です。
マインドセットが行われないと、継続できません。
追伸
メディアに翻弄された取り組みだけでは、最初の5年の80%に入る可能性が高いのではないでしょうか?
全体像を知る必要があります。