今回はベネフィット(利益)についてお話します。
よくありがちな商品・サービスのPRの特徴として
こんな表現をよく目にします。
当院は完全予約制です。(特徴)
上記の例はべネフィットとは言えません。
よく勘違いされるので説明します。
これらは、商品・サービスの特徴を説明しているだけ!
例えばこれをベネフィットに変えると
→ 当院は完全予約制なので待ち時間はありません。だからあなたの貴重な時間を無駄にすることはありません。
といいかえられます。
顧客からみて、何が得するのか?問題が解決するのか?
をメッセージで伝える必要があります。
あなたのウェブサイトはベネフィットを伝えていますか?
もしベネフィットが伝えられていないのなら
考えて書き出しましょう。
これは、経営者であるあなたの仕事になります。
なぜ、多くのウェブサイトは特徴ばかりを羅列して
ベネフィットが語られていないのでしょうか?
それは・・・
最大の要因は“ペルソナ”の不在になります。
想像してください。
“ペルソナ”がいない状態でベネフィットが語れますか?
恐らく無理です。
特徴の羅列しかできないことに気づいていただけたかと思います。
ベネフィットは、
所得水準や年齢、性別そして家族構成など(まだまだあります)
によって違います。
だから、“ペルソナ”不在では特徴しか語れないのです。
あなたが、「伝えている」つもりでも顧客には「伝わらない」
ということになります。
結論として、“ペルソナ”不在であればベネフィットは
語ることができない!ということになります。
インターネットマーケティングでも、そうではないマーケティングでも
顧客が商品・サービスを購入するステップは何も違いがありません。
インターネットだからわからない・・・
ということはない!ことは解ってください。
今回はベネフィットについてお話ししました。
「特徴」とは違いますので意識して伝えるようにしましょう!
さて、次回は、
ウェブサイトに訪れた顧客に「とってほしい行動は明確か?」
についてお話しします。
楽しみにしておいてください!
追伸:ウェブサイトを訪れた(見込)客のコンバージョン率(成約率)
ってどれくらいか知っていますか?
通常であれば1%もあれば合格です。(もちろん商品の価格やキーワード検索によって大きく変わります)
まぁざっくり100人来て1人購入すれば・・・という世界です。
一方、トップセールスマンはどれくらいのコンバージョン率か
知っていますか?
統計データはありませんが、悪くて10%、普通は30~40%くらい
はあげてきます。(あくまでターゲットとしてリストアップした見込み客に対してです)
なぜだかわかりますか?
彼らは対面する一人の顧客の一挙一動を感じながら
最適なベネフィットを提示していきます。
そうです。“ペルソナ”ではなく目の前にいる客に
対して自社の商品・サービスがいかにあなたにとってベネフィットがあるのか?
を提示出来るから成約率が上がるのです。
あなたの周りに敏腕営業マンがいれば、あなたの商品・サービス
ならどのようなトークスクリプト(営業話法)でアプローチ
するのか聞いてみたら非常に参考になりますよ!