7/24は土用の丑の日でした。
あなたは鰻を食べましたか?
ぼくもささやかながら鰻をたべました。大好物なんです。
鰻好きの僕としては嬉しい日です。
ところで、“土用の丑の日”ってなに?
春夏秋冬それぞれの季節に存在しているそうな・・・
でも、鰻に関連付けられているのは「夏」だけのようです。
ちなみに2015年夏の土用の丑の日は7/24と8/5です。
2回目の丑の日、もうすぐですね!
また、鰻を食べる口実ができました。
土用の丑の日の由来を説明すれば、恐らくすごーく長い長文に
なりますし、面白くないのでやめときます!
それよりも、土用の丑の日とマーケティングの関連についてお話します。
時代は江戸時代。
ある鰻屋の主人が、平賀源内さんに相談したというのです。
「夏に鰻が売れなくて困っている」と。
あまり知られていないことですが、鰻の旬って「秋から冬」らしいです。
だから、旬の季節ではない夏には売れなかった!ということです。
そこで源内さんは「本日丑の日」という貼り紙を店頭に貼れ!
とアドバイスしました。
当時から、丑の日にちなんで“う”から始まる食べ物を食べると
「夏負け」しない(現代風に言うと夏バテしない)という言い伝えがあったそうです。
源内さんはその風習をうまくマーケティングにとりいれた施策をアドバイスしたわけです。
マーケティングコンサルタントですね!
そこで、鰻屋の主人は言われた通り、「本日丑の日」という貼り紙を
貼ったところ、鰻屋は行列ができるほどに繁盛したといいます。
これを聞いた他の鰻屋もこぞって真似をするようになり、土用の丑の日
には“鰻”が定着したということです。
素晴らしいマーケティングですよね!
丑の日に“う”から始まる食べ物を食べる風習と、夏におこるリスク
「夏負け」をドッキングさせて
夏負けしない食べ物=鰻 の誕生!
売れない「鰻」の販促のため、旬ではない夏という時期に「鰻」を
食べる習慣を根付かせた、と言い伝えされています。
現在でも立派に受け継がれていますよね!
後世に残る、江戸時代のマーケティングの成功例ではないでしょうか?
あなたのビジネスでも参考になることはないでしょうか?
単に記念日を決めて“安売り”するキャンペーンなどとは一緒にしないでくださいね。
お客さんの問題の本質はどこにあるのか?
それを解決するにはどのような提案ができるのか?
鰻屋でいえば“夏負け”という問題解決に“う”から始まる食べ物“鰻”を提案したこと!
(おまけに栄養価が高いので更に都合がよい)
あなたのビジネスにも“鰻”が埋もれているかもしれません。