いい商品、いいサービス、すばらしい技術があれば、お客さんが自然に集まってくれる!
使ってもらえば良さを分かってくれる!
あなたも、そんなことを思っていないでしょうか?
残念ながら、お客さんは自然に集まることはほとんどありません。
ホント厳しい現実がそこにはあります。
なぜでしょうか?
その答えは、人がものを購入するときのプロセスをみれば明確です。
AIDAの法則というものがあります。
AIDA(アイダ)の法則からみるあなたがとる行動とは?
AIDAの法則とは、お客さんがあるモノ・サービスを知り、
それから買うという行動に至るまでのプロセスのこと。
説明しますね。
Attention(注意を引き)
Interest(興味を持ち)
Desire(欲しくなり)
Action(行動する)
注意を引くには、あなたが情報を発信する必要があります。
興味を持ってもらうには、商品・サービスを説明する必要があります。
欲しくなってもらうには、お客さんが得られるベネフィットが明確に伝わる必要があります。
行動してもらうには、信頼が必要です。
お客さんは騙されたくない、後悔したくないというネガティブな感情を持っています。
結局、あなたの情報発信により反応するプロセスなんです。
だから、自然にお客さんが集まることはありえません。
いい商品、いいサービス、すばらしい技術があっても、悲しいかなお客さんは知るすべはありません。
一度使ってみる、食べてみる機会がないのです。
お客さんはいいものだから買うのではない!
AIDAの法則をよく見ると、「いいものだから買う」のではないということがわかってもらえると思います。
では、なぜお客さんは買うのか?
それは、
「よさそうなもの」だから買うのです。
言葉遊びのようになってしまいますが、ここは大きなポイントです。
「よさそうなもの」は商品・サービスを実際に使っていない状態です。
お客さんは、あなたからのメッセージにより、興味を持ち、欲しいと思い、信頼が生まれたときにあなたの商品を買います。
そこには、あなたの人柄を示すことも必要。
お客さんが、困っている問題を解決できる証拠を示すことも必要。
文字や動画でメッセージを届けることも必要。
まさに、マーケティング活動ですよね。
よさそうな商品にするのはあなたしかいません
ほぼわかってもらえたと思います。
いくらいい商品・サービスを持っていても、お客さんに気付いてもらわなければ、この世に存在していない商品・サービスということになってしまいます。
経営者が何よりもやらなければならないこと!
それは、マーケティングです。
もちろん、いい商品であることは必要です。
改善を繰り返すことは必要です。
しかし、いいものをつくりさえすれば、お客さんは解ってくれて買ってくれる!
という幻想は取り除いてください。
いいものを「よさそうなもの」と思ってもらえる、活動にシフトする必要があります。